ひきちガーデンサービスの日記

オーガニック植木屋の日常や雑感

植物

はじめてのオーガニック・ガーデン2

昨日はNPO法人日本オーガニック・ガーデン協会主催の「初めてのオーガニック・ガーデン 実践講座」の第2回講座。5月らしいさわやかな天気に恵まれた。 午前中は季節の花の植え替えとサンカクバアカシアの植栽。どちらもちょっとしたコツがあるので、それを…

緑摘み(ゴヨウマツ)

今日も松の手入れ。まさに今が松の手入れシーズンだ。今日の松はゴヨウマツ(五葉松)という種類で、アカマツやクロマツと比べると葉が短い種である。 この時期、ものすごい勢いで新芽が伸び、ピンクの花まで咲いている。 この新芽を指(ハサミでもかまわな…

シェアハウスとコミュニティ・ガーデン

今日は日野市で講演会。 もう25年ほど前に、カンボジアの支援活動で知り合った本橋さんのおうちを壊してシェアハウスに建て直し、庭をコミュニティ・ガーデンにする計画。そのためには、まずは設計士さん、庭のボランティアさん、私たちが集まって、みんなで…

コア山吟行

昨日は俳句結社『椋』の中の「山雀句会」で、サクラの名所、コア山へ吟行に行った。さすがにサクラは終わっていたが、コア山にはウグイスの「ホーホケキョ」の鳴き声がこだまし、それに混じってメジロの「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」が合いの手を入れ、さら…

パンジーとハボタン

晩秋に植えたパンジーとハボタンが、春を迎えるとぐんぐんモリモリ育ち、花が次々と咲いてくる。 パンジーは11月ごろから庭にあるせいか、いちばん見事に花を咲かせる4月ごろには、なんとなく見飽きてしまう花でもある。それに4月ともなると、花屋の店先には…

モッコウバラ

いよいよモッコウバラの季節だ。 このバラはバラと言ってもトゲがない。バラというのに香りもない。病虫害にもあいにくく、生育もいいためにすぐに茂ってアーチやパーゴラを形づくる。 我が家で植えてあるところは、日陰といってもいいほどのところで、おま…

雑草取り

ひと雨来る前に、今日は朝から雑草取り。 私たちの三種の神器は、花がら摘み用のガーデニングバスケット、苔取り鎌、それにお手製のちょこっとお尻を乗せる草取り専用椅子。 バークチップを敷いてある園路だけは、苔取り鎌を使って根こそぎ抜いていく。 うし…

雑草

庭付きのアパートに越してきた方から、庭をなんとかしたいという依頼があり、まずは更地にすることを目標に作業することにした。 庭には、管理会社によって、除草剤が撒かれていた。やはり除草剤は「死の光景」である。 除草剤を撒かれた芝地 しかし、雑草も…

春らんまんのオーガニック・ガーデン

昨日の現場 昨日の現場で、植え替えのために抜いてきたパンジーやビオラ。まだ花が咲いていて、捨てるにはあまりにもしのびなく、コミュニティ・ガーデンに植えてみたら、ゴージャスに! ついでにハーブ園で購入したエキナセアやキンセンカ、コーンフラワー…

水鉢は小さなビオトープ

ビオトープというと「池」を作らねばと思いがちだが、そこまでしなくとも庭にひとつ水鉢があるだけで、生き物たちの憩いの場になる。 水鉢はその場に据え置くだけでもいいが、土を掘って半分以上を埋め込むと、水温が安定しやすい。蚊対策として、メダカを何…

お花見

若い頃は、なんでみんながサクラの頃になるとそわそわするのか、理解できなかった。しかし、歳を重ねて今、この気持ちが少しわかるようになってきた。 サクラの花の時期は短い。満開から散りはじめるまでは1週間ぐらいだろうか?そして、人生も後半に差しか…

ヤドリギと鳥

東京都日野市で庭仕事をしていて、ふと遠くに目をやると、ケヤキが見えた。まだ葉っぱを出していないケヤキには、何やら丸いものがふたつついている。どうやらヤドリギらしい。ヤドリギは常緑の寄生植物で、海外では「永遠」を象徴する縁起のいいもの。神奈…

鳥を呼ぶ庭

いよいよ鳥たちの餌が少なくなってきた。虫はとっくにいないし、ナンテンやセンリョウ、マンリョウの実もだいぶ食べられている。そこへもってきて、この大雪だ。 餌台にポンカンを横割にして刺しておけば、いろいろな鳥が来るかな?と、楽しみにしていたら、…

ハラン

今日の昼はお稲荷さん。日が一向にささない日陰にハランが一株あると、こんなふうに皿に敷くと美味しそう見えるし、皿が汚れにくいので洗う時もラク。小さく切って、和菓子と皿の間に敷くのも、オツなもの。 地上付近にかなりエグい花を咲かせるので、花を楽…

暮らしの貯金

我が家は夫婦2人で現場に出ているので、家事は分担。ストレスが少なくなるよう、得意なことをそれぞれやるようにしている。というわけで、ツレは食事づくり、私は片付けと洗濯をやっている。何しろ中山間地に住んでいて、出前の類いも一切来ないから、どんな…

アジサイ

雨の中、アジサイが美しい。私が子どもの頃と違い、たくさんの種類が園芸店でも売られている。 4枚の花びらのように見えるものは、じつは萼で、花は中央の粒のようなもののほうだ。だから、俳句では「紫陽花」の傍題として、「四葩(よひら)」というものが…