今日の昼はお稲荷さん。日が一向にささない日陰にハランが一株あると、こんなふうに皿に敷くと美味しそう見えるし、皿が汚れにくいので洗う時もラク。小さく切って、和菓子と皿の間に敷くのも、オツなもの。
地上付近にかなりエグい花を咲かせるので、花を楽しむという感じではないけど、何よりも日陰に強いこともポイントが高い。常緑で冬でも葉が青々しているので、暗くなりがちな日陰を艶やかな葉で彩ってくれる。
私が子どもの頃は、お寿司屋さんの皿に添えられているエビの切り抜きは、このハランで作っていた。今はプラスチックのものがほとんどで、バランと呼ぶのだと最近になって知った。
植木の卸問屋さんに行くと「ハランなんてどこがいいの?」なんて言われてしまうけれど、日陰に何か植えたくて、料理好きにはまずおすすめしたい植物なのだ。