我が家は夫婦2人で現場に出ているので、家事は分担。ストレスが少なくなるよう、得意なことをそれぞれやるようにしている。というわけで、ツレは食事づくり、私は片付けと洗濯をやっている。何しろ中山間地に住んでいて、出前の類いも一切来ないから、どんなに疲れて帰っても、冷凍食品やレトルトなどの「有り物」を使ってでも、自力で作らねばならない。
そんな私だが、常備菜づくりは大好きで、庭で採れる梅・フキ・山椒の実を使って、梅ジュース、キャラブギやフキの青煮、ちりめん山椒などを作る。どれも下ごしらえが大変だが、さっさと作らないと傷んでしまうので、待ったなし！疲れた体に鞭打って、夜鍋仕事だ。
そのほかにも、ラッキョウ漬けと新生姜の甘酢漬けは毎年必ず作らずにはいられない。ラッキョウはそれまであまり好きではなかったのだが、自分で作ったら甘すぎずなんとも美味！新生姜の甘酢漬けはいわゆる「ガリ」だが、これも焼き魚に添えたり、刺身にも添えたりする。
私にとって、常備菜は暮らしの貯金のようなものだ。どんなに疲れて帰ってきても、いざとなれば、ご飯さえ炊けば、あとは常備菜と味噌汁でなんとかなってしまう。本当のお金の貯金はない私だけれど、「暮らしの貯金」の常備菜があるって、豊かなことなのかもしれない。
さぁ、ちりめん山椒もできた！
