若い頃は、なんでみんながサクラの頃になるとそわそわするのか、理解できなかった。しかし、歳を重ねて今、この気持ちが少しわかるようになってきた。
サクラの花の時期は短い。満開から散りはじめるまでは1週間ぐらいだろうか?そして、人生も後半に差しかかると、自分はあと何回ぐらいサクラを見ることができるのだろうか?と思わずにはいられない。
そんなわけで、花曇りの今日、家族でお花見に行ってきた。と言っても、車で15分もかからないごくごく近場である。
そして、遊ぶとなると張り切るのが私たち。花見弁当にも力が入る。だし巻き卵、野菜サラダ、炊き込みご飯のおにぎり。
以前、料理研究家の枝元なほみさんのエッセイで、「和晒しもめん」を水に浸してよく絞り、それに包んでおにぎりを握ると、手のひらが熱くならないし、そのまま包めばラップもいらないとあり、さっそく試してみた。和晒しもめんはミシン目があり、使いやすいが、さらに適当な大きさに切って使用。なるほど、これなら塩も要らず、塩分制限の人にもオススメだ。
平日の飯能市名栗地区は、人混みの苦手な私たちにはうってつけで、サクラも独り占め。そんな名栗地域だが、どんどん新しいカフェ、ドーナツ屋、ジェラート屋、ケーキ屋もでき、土日にはちょっとした賑わいの観光地と化している。私たちが越してきた25年前にはキャンプ場ぐらいしかなかったから驚きだ。これを喜んでいいものやら、私たちにはまだわからない。
サクラにはカビの一種が原因で発生する伝染病「テングス病」が広がっており、ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス)のようにならないか心配だが、私たちが元気なうちはサクラにももうちょっと頑張ってもらいたい。
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