ひと雨来る前に、今日は朝から雑草取り。
私たちの三種の神器は、花がら摘み用のガーデニングバスケット、苔取り鎌、それにお手製のちょこっとお尻を乗せる草取り専用椅子。
バークチップを敷いてある園路だけは、苔取り鎌を使って根こそぎ抜いていく。
うしろを振り返れば、この通りに園路がぴっかぴか。この達成感がなんとも言えない。だから、雑草取りは好きだ。
雑草取りを黙々としていると、悲しかったこと、悔しかったこと、腹が立ったことなど、いろんな感情が湧いてくる。でも、言葉にして人に言ってしまうと、本来の自分の感情とは少し違って薄まってしまうような、そもそもうまく言葉にできないような、そんなモヤモヤを雑草たちは静かに受けとめてくれる。雑草取りは瞑想道場のようなもので、けっきょくは雑草を通して自分と向き合っているのかもしれない。
ハルジオンはかわいい!
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
セリバヒエンソウは優雅な花で、ついつい見逃してしまう。カタバミは明るい黄色の花がかわいい。
カタバミ(酢漿)の花
オオイヌノフグリは、私たちの住む地域では、2月でも咲いていて、ヒラタアブなどの貴重な蜜源になっている。
オオイヌノフグリ
キュウリグサは葉を揉むとキュウリくさいことから、そう呼ばれる。花はワスレナグサにも似て愛らしい。
キュウリグサ
タンポポはあまり歩かないような日当たりの良い硬いところを好む。最近は日本タンポポと西洋タンポポの雑種が多い。
タンポポ
こういう雑草も、土留めにはもってこい。抜かずに活躍してもらう。
スズメノカタビラかな?
抜き終わったり、地際で切った雑草は、ゴミにしないで、木や草花の根元に敷き込めば、マルチとなって乾きを防ぎ、やがて枯れて堆肥となってゆく。循環の第一歩。
草マルチ
毎日、トラックが朝晩通るところは、雑草も生えずに轍(わだち)となっている。遠目から見たら、芝のようなグリーンに見える。なのに、水やりも雑草抜きのメンテナンスもいらない。2週間に一度、5cmに刈りそろえるだけ。雑草ほどラクなものはない。