あまりにも繁らせすぎた木に、時々ふわふわした白いものが付いていることがある。からまりまくったキウイなんかにもいる。それはきっとハゴロモの仲間。
幼虫はまるで「リオのカーニバル」の踊り子のよう。お尻からロウ物質を出してモジャモジャの羽根みたいにしている。
近くに成虫もいて、アミガサハゴロモに似ているが、調べたら移入種らしく、日本名はまだわからないらしい。
幼虫と成虫で、こんなに形が違うのに、なんとこれは不完全変態で、蛹の時期がないのだ。
対処の方法は、中にある込みいった枝を思い切って剪定して、風通しと日当たりを良くすること。
特にハゴロモがついてる枝を拭ったりしなくても、そうすることで自然といなくなってしまう。
幼虫の金魚のようなユーモラスな顔や、サンバの羽根のようなお尻が可愛くて、私たちはけっこう好きな虫。名前も「ハゴロモ」だなんて、なんか神話性があって雅じゃないかとさえ思う。